スポーツABS車のメンテナンス道具~
ど~ももも。 コッシーでございます。 梅雨やら台風やらでどうにも工場の調子が上がりません今日この頃。
ならばと、前々から妄想していた工作物を終らせておこうと思い立ちました。
お相手はCBR1000RR! SP様(^^♪ スポーツABS車のブレーキフルード交換等は、 少々大がかりな作業になる事は以前にもお伝えさせて頂いたと思いますが、 https://xs809621.xsrv.jp/wp/2015/04/12/12160 今回解決したいのは ABSメンテの最後の作業工程に
「試乗をしてブレーキのチェックを行う」
という項目がある事。
何が問題って? ナンバー付いてない車両とか・・・。 外が雨だったりとか・・・。 車検切れだったりとか・・。 レーサーだったりとか・・・。
公道を走れない事なんて
よくあるじゃないですか!
しかもエラーが出ようものならば、もう一度分解・・・。(涙) これが地味にツライ!
「バイクを分解したまま
スポーツABSシステムの点検をしたい!」
という事で、 こんな車輪速センサを作っちゃえばいいんでしょ? ってなノリでスタートしました♪
先ずは電源部分、0V~12Vまで可変出力出来る装置を作ります。 コネクタは見慣れたウインカカプラですw
これにモーターはPCのケースファンから羽だけ外したブラシレスDCモーターを使います。 枠が付いているので、丁度良いんです♪
これにパルサーリングを付けるのですが、 さてどうしたものか・・・。
円柱ブロックから削り出し(汗)
これでリングはOKです。 お次はセンサー部分をどうしたものか・・。
プレートに作図しまして、加工しました。
台座も合わせますと完成♪高さ調整可能ですので、 センサとリングのクリアランスもきっちり調整しました。
メンテ中のABS車で実際にチェックです。 無事にABSランプも消えまして(初期診断でOKだという事)
本来走行中しか見られないバイワイヤなブレーキシステム作動がしっかりと点検出来ます。 レバー握ると色んな所から作動音がするのは新鮮な光景ですよ~♪
TSR白子ではこういったリフト上チェックと試乗チェックを 併用していきながら、複雑なスポーツABSのメンテナンスを サポートしていきます。 注)車輪速パルス発生機の「販売」はありません。