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GL1800のリバース不良!SC68

ど~も~お久しぶりです。   バイクの街のコッシーでございます。   今回はちょっと珍しい。というかコッシー的には始めての内容の修理ご依頼です。 車両はGL1800(SC68)F6B 約45000km リバース不良(バックギヤ不良)です。 症状は安定して発生しています。動画はこちら↓   リバースモードには入ります。 スタータボタン押した瞬間だけ一瞬動いてリバースモード強制解除。 ふむ。 なんじゃこりゃ。w   主な制御ユニットには ・リバースレギュレータ ・リバースコントローラ ・リバース関連パワーリレー7個 ・各スイッチ&配線 ・スターターモータ があげられます。 動画をメーカーに送り打診するも特定には至らず、上記の部品を順番に替えていってから~みたいな感触です。 前例や特定推測が難しいならせめてリバース制御システムロジックを学びたかったのですが、そういった情報がHMJには無いようです。 むむむ。 では基本に立ち返り、S/Mで同様のフェイルセーフを探すと、 「電気的にリバースモードが強制解除される」状況は2つ。 ・リバース速度が上がりすぎた場合 ・段差などでリバースできずに3秒以上ロックした場合。   つまり「過電流を検知するとリバース強制解除」と推測されます。     そこで ・モーターが悪いと過電流が・・とも思いますが、エンジン始動は無問題。 ・物理的にホイールの動きが重いとかは無い。 スピードリミッタヒューズを抜くとバックするが通常より速い →4km/hくらいでスピードリミッタが効いてリバース解除 ここで「モーター」と「物理的な問題」「スピードリミッタ」の疑いは消えます。

んん。 あとは各ユニットの制御上の不具合なら交換してみるしかない?? 1発で当てれるか全部外れるか・・。そんな予算許可は出るわけありません(汗   というわけで困った時の・・・クロスチェック!

正常な車体を用意して部品を入れ替えて症状の変化を確認します。 お借りした車両はTSR白子ボス濱端のGL1800です。 気兼ねなく!?バラせますwwww 1.リバースレジスタ→変わらず 次! 2.リバースリレーユニット→変わらず え?? 3.リバースパワーリレー7個→変わらず やっぱり違うよね・ 4.リバースコントロールユニット→変わらず うそ~~ん。

マジカ、、ゼンブハズレ、、、。 コノメカニック、ヤバインジャナイノ?   まぁまぁ・・。 ここから一晩回路図とにらめっこスターターリレーを疑ってみます。 なんかリレー動作音がおかしい気がするんです。静かというか。動いてるのか? でも動いてることには間違いないのです。だってエンジンかかるんですからw   で、ここで判明!スターターリレーBを替えたら治りました。 この子です。   左側がスタータリレーB 右がAです。 念のため、両方交換しました。   リレーBを分解しましたら接点焼けがありました。 ふ~~~。遠かった。 結論から言いますと、 ~~~~~ スターターリレーBのケースがサビによってわずかに変形、 接点が正常に接触しにくくなる。 エンジン始動時はBT電圧12Vが通るので悪い接点でも始動できた。 リバース時は低い約9Vがかかるので、接点がチャタリングを起こす。 大接点がチャタを起こすと突入電流の発生で過電流を検知 システムがダウンする。 リバースリミッタヒューズを外すと12Vが流れるので、リバースできるが速い。 ~~~ これは。。一発ではわからん。わからんよ。。  

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